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去る人、育つ人

ベテランのデザイナーさんをアルバイト採用しましたが、入社して3回働いた翌朝、「体調不良のため辞めます」とLINEが届きました。

 

想定していたスキルに届かず、かなり頑張っていただかないと厳しいだろうと社内で話していた矢先だったので、自ら辞める決断をされたことは、むしろ状況を察してくれたのかとも思います。

 

 

松下幸之助先生も、

 

「人にはそれぞれの縁と適性がある。3日で辞めるのも、その人の人生の選択やろう。無理に引き止めるよりも、その人に合った道を歩んでもらうのがよい。」

「人が去るのもまた会社にとっては教訓。人に恵まれることを願いつつ、一つひとつ改善していくのが商いの道や。」

 

とおっしゃっており、それはそうかもしれません。

 

 

実際に一緒に働いてみないと分からないことは多くあり、今回のようなミスマッチングがあった部分は、今後の改善に生かしていくべきだと感じます。

 

ただ、こちらも失礼のないように準備に時間をかけている事実があるので、LINE一本で一方的に退職を伝えることについては、道徳的にどうなのかと思う部分もありますがw…まぁ、そういうものなのかもしれません。

 

 

採用にあたっては、アルバイトでも社員でも職種や職能によって期待する部分は違いますが、どんなキャリアや年齢であっても、まずは謙虚さが大切だと思います。そして献身性や貢献心があれば、早く仲間から信頼されるはずです。

 

 

一方で嬉しかったこともありました。数年前はコミュニケーションや知識面で不安定だった仲間たちが、今は責任を持って新人に親切に教育し、フォローしてくれる姿でした。その成長に、頑張っているな、ありがたいなと感じました。

 

新人もベテランも含め、会社は人がエンジンです。働く人の考え方や能力、そして熱意が、会社を動かす原動力だと思います。だからこそ、そうした人たちにこれからも多く支えていただけるよう、私自身も精進していきたいと思います。

 

 

人それぞれの生活があり、社会の変化があり、会社もまた変化します。一緒に働くこともあれば、仕方なく退職される方もいます。その後のご縁が自然と続く人もいれば、消えてしまうご縁もあります。

 

縁というのは本当に難しいものですが、今日もあるべきご縁があることに、感謝して頑張っていったろーじゃないかと思ってます☀️

 

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