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2025.08.30
会社の成長
ベンチャー的な思考のなかで、新しいことに挑戦し、自分たちにしかできないことを形にしたいという思いを持つのは当然です。その一例が、スポーツアルバムのプロダクト開発と市場の開拓であり、これは私たちのアイデンティティの一部となってきました。
しかし一方で、そこにこだわりすぎていたのではないか、という気づきが最近ありました。
スポーツアルバム、さらには写真アルバム全般という産業は、巨大産業にはなりにくい。むしろ「紙」という領域は、新しいプロダクトであっても、全体としては衰退産業であることを理解しなければなりません。
そのようななか、前年比で着実に成長を積み重ねてきましたが、直近の伸び率は数%程度にとどまっています。給与をベースアップし、新しい人材をひとり雇えるかどうかといった水準です。
もちろん、それ自体が悪いわけではありません。しかし現実として、世の中には前年比が、10%増なんてあたりまえで、100%、200%と成長する企業が存在し、その成長によって仲間が増え、事業ポートフォリオが広がり、できることが増え、好循環を生み出している企業は多々あります。
私たちも、自分たちのアイデンティティが詰まった領域でそうした成長を実現したいというのが本音です。ただ、誰でも参入できるような領域であっても、今の規模では確実に、会社を成長させることが優先されるべきだと感じています。そして、会社が成長すること自体は、素直に喜ばしいことだと強く実感しています。今期はまさにそのような展開でした。
改めて重要だと感じるのは、その事業に大きな市場があるかどうか、衰退市場ではなく成長市場に立っているかどうかという視点です。もちろん、差別化がない事業はリスクが高く、足元をしっかり固める必要も大きいです。仕組み化を進めなければ、長期的に良いポジションを維持することはできません。
しかし、それも成長と同時に走りながら整えていくことで十分可能です。止まって考えるのではなく、成長しながら考えるほうが、よっぽど楽しく、前向きに進めると感じています。
仲間に未来を見せるのが経営者の役割です。そのための一つが会社が成長していること。つまり、売上と利益を前年比を超える水準で伸ばし続けることが、必須条件だと再認識しました。
もちろん、自分たちのアイデンティティは常に磨き続けなければなりません。ただし、それが形にならない時期や準備段階であっても、成長することに消極的になってはいけないとも感じています。
世の中には、労働条件が微妙な環境で従業員を酷使しながら成長していく会社もあります。そして、そうした会社であっても成長の後から綺麗な体制を構築する場合もあります。私たちは自分たちらしく進めばよいと思いますが、それでもやはり、負けてはいられないのです。