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【ブログ】4人の偉大な先生から自身の悲観をサポートしてもらった話

悲観の内容

 

 

肩の脂肪腫摘出の手術が午前中にあり、不安も恐怖もありましたが、無事に終えることができました。病院からは「安静に」との指示を受けていたものの、午後から出社しました。
会社に着くと、皆からはいつも通りの「おはようございます」といった定型の挨拶はありましたが、終日を通して誰からも「手術、大丈夫でしたか?」というような声かけは一切ありませんでした。

 

正直、結構、呆れちゃいました。

 

もちろん、自分に気にかけてほしいとか、特別扱いを求めているわけでは一切ありません。
ただ、こういったことをこのチームは他の人にもできていないんだろうなと考えると気持ちが落ちました。

 

もし自分が快適に働けることだけを優先するのであれば、それは会社ではなく、パソコンと向き合って在宅で仕事をすればよいのではないかと思うのです。
人としての想像力やちょっとした配慮、それを欠いたメンバーに、社会人としての成熟を感じられず、悲しさというよりは、情けなさを覚えました。

 

自分なりにチームのことを考えて、自分にできる限りのことをしています。コミュニケーションを取り、時にフォローし、適切な関係づくりを目指しています。
でもこういった事を目の当たりにすると、自分がやってきたことが伝わってないなーと感じてしまい、どんよりした気持ちになります。

 

もちろん人は本質的には他人に興味がないのものだと思っています。ただ、チームとして仕事をする以上、最低限の目配りや心配りがあってこそ、組織としての秩序が成り立つと思います。
その基本が備わっていないメンバーにお客様のことを考え、良い成果を生み出せるとは到底思えないのです。

先生、最適なアプローチは何なのでしょうか。教えて下さい。

 

 

中村天風先生からの回答

 

 

1.外部(職場のメンバーの反応)に心を乱されるのではなく、ご自身の内面の状態に意識を向ける。
他者の行動を変えることは難しいが、それに対するご自身の感じ方や反応は変えることができる。

 

2.失望や悲しみといった消極的な感情を積極的に訂正し、心の積極性を保つ訓練を実践する。
ポジティブな言葉遣いや感謝の実践などを通して、心に力と安定をもたらす。

 

3.他者の未熟さや配慮の欠如に焦点を当てるよりも、ご自身を人間としてさらに強く、気高く造っていくことに注力する。
これが人生における根本的な課題であり、ここを確立することが全てに繋がるという天風さんの考え方。

 

4.ご自身の心身の健康と「生存」を何よりも優先し、無理をしない。
天風さんが説くように、生命の力を最大限に発揮するためには、心と体を自然法則に沿わせることが不可欠である

 

→先生ありがとうございました。自分自身の未熟な内面をはかってまいります。

 

 

稲盛和夫先生からの回答

 

 

1.ご自身の「考え方」を高く保つ努力を続ける
メンバーの行動に失望し、やるせない気持ちになるのは当然ですが、それに引きずられて自身の「考え方」をマイナスに傾けないことが重要です。稲盛氏は、たとえ不完全な人間であっても、「今よりは人間が悪くならないようにしようと努める」こと、自らを反省し、少しでも心を高めることが人生なのだと述べています。今回の経験を、他者の不完全さを見て自らを省みる機会とし、ご自身の「考え方」をより一層高める努力を続けてください。

 

2.「利他」と「率先垂範」の実践を続ける
ご自身がチームのために行っているコミュニケーションやフォローは、稲盛氏が重視する「利他」や「率先垂範」そのものです。すぐに周りに伝わらないと感じても、正しいと信じる行動を続けることには大きな意義があります。それはご自身の「人格」を磨き、周囲への影響力を少しずつでも高めていくことにつながります。稲盛氏は、「能力」に欠けると感じていた自らが「熱意」をもって努力し続けることで、やがて結果を出し、才能のある同僚を追い抜いたという例や、天才と言われた人物が努力を怠り、凡庸な結果に終わった例を挙げて、「熱意」と「考え方」の重要性を説いています。ユーザーの努力は、まさにこの「熱意」と「考え方」を磨く行為であり、それがやがて差を生む可能性があります。

 

3.周囲への働きかけ
ユーザーがチームメンバーの考え方や行動に懸念を持っているように、組織全体の「考え方」を改善することは重要です。稲盛氏がJAL再建時に行ったように、幹部社員への教育や現場への直接の語りかけを通じて、「人間として何が正しいか」を判断基準とする意識を浸透させることは一つの方法ですが、ユーザーの立場や会社の組織文化によって、どのような働きかけが適切かは異なります。しかし、ご自身の「率先垂範」を通じて、正しい行動の模範を示すだけでも、周囲に影響を与えうる可能性はあります。

 

→先生ありがとうございました。努力しないといけないですね、継続しないといけないですね。

 

 

孫正義先生からの回答

 

 

1.ご自身の「志」を改めて確認する
あなたが「人としての想像力やちょっとした配慮」がチームに必要だと感じていること、そしてそれがお客様への配慮や良い成果に繋がるという信念は、チームや仕事に対するあなたの「志」と言えるのではないでしょうか。孫氏が「情報革命で人々を幸せに」というブレない理念を持ち続けたように、あなたが考える「チームとしてあるべき姿」を、困難な状況でも揺るがないご自身の「志」として確立することが第一歩かもしれません。

 

2.「努力」と「継続」の焦点を定める
孫氏は「今日の努力があすの自分を生み出す、日々努力を怠るな」と述べています。あなたのこれまでのチームへの努力やコミュニケーションは無駄ではないはずです。それが「伝わっていない」と感じる現状は確かに辛いですが、これはもしかすると、より伝わる」努力や継続の方法を模索する機会と捉えることもできるかもしれません。例えば、言葉だけでなく行動で示し続ける、あるいは、チームに対してあなたが考える「配慮」の重要性を別の形で伝える(ただし、これは慎重なアプローチが必要でしょうし、ソースには具体的な手法はありません)。レビューには、孫氏の本を読むことで「やる気が体からみなぎってきた」「モチベーションは上がります」 といった感想もあり、こうした偉人の姿勢がご自身の「努力」と「継続」のモチベーション維持に繋がる可能性もあります。

 

3.「行動力」と「突破力」をどう発揮するか
あなたが感じている「情けなさ」を乗り越え、チームの現状を打破するために、孫氏の**「圧倒的熱量を持って体当たりで物事に向き合っていく姿勢」からヒントを得ることはできないでしょうか。「もしかすると自分も案外、孫さんのように突破できそう」と読者に感じさせる孫氏の姿勢は、このチーム状況という「困難」を前にした時に、「ただ諦める」のではなく、何らかの「行動」を起こす勇気を与えてくれるかもしれません。どのような「行動」が最適かは状況によりますが、「座して待つ」のではなく、あなたが考える理想のチーム像に向けて、小さくても一歩踏み出すことが、この閉塞感を「突破」する糸口になる可能性があります。

 

4.他者への期待値を調整し、ご自身の成長に焦点を当てる
「人は本質的には他人に興味がないもの」という認識は、ある意味で現実的かもしれません。その上で、チームメンバーの行動を変えるのは非常に難しい、あるいは時間がかかる場合が多いという現実を受け入れることも必要かもしれません。しかし、孫氏の「60年近くも人生を過ごしているのに、まだ誇れるものが一つもない」という言葉が示すように、現状に満足せず、常に「自分は何をすべきか?」と考え続ける姿勢は、この経験をご自身の「成長」の機会として捉え直す力になるはずです。チームの理想像を追い求める努力を続けつつも、今回の経験で得た学びを、ご自身の「社会人としての成熟」に繋げる糧とする、というアプローチも考えられます。

 

→先生ありがとうございました。先生のように行動できるように精進します。

 


堀江貴文先生からの回答

 

1.他者への期待を手放し、自身の内面に焦点を当てる。
チームメンバーからの声かけがなかったことに対する感情は自然なものですが、堀江氏の思想、特に共感しているアドラー心理学の観点からは、「他者の課題」として切り離すことも考えられます3

 

2.「自分時間」を最優先する。
人生の質を高めるには、やりたくないこと(「他人時間」)を減らし、自身のやりたいこと(「自分時間」)にエネルギーを集中することが重要だとされています。チームメンバーの反応に悩む時間は、「他人時間」になり得ます。

 

3.自身の仕事や目標、没頭できることにエネルギーを注ぐ。
他者の評価や期待に左右されず、「考えたら負け」とばかりに行動すること、そして自身の好きなことや生み出す成果そのものに集中することの重要性が強調されています。

 

→先生ありがとうございました。合理的なところが勉強になります。

 

 

まぁこんな些細な悲観とはおいといて、やるか

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