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【ブログ】ある人から学ぶ、スタッフ育成の気づき

先日、居酒屋でのアルバイトについて書いた記事や、会社で「誰にも声をかけられなかった」という出来事について書いた記事。

どちらも結局、テーマは”スタッフ育成”なんだと思います。

 

「スタッフ育成って、どうやったらうまくいくんだろう?」

そんな話を会社でしていたとき、ある仲間がふと口にした一言が印象的でした。

 

 

「今のメンバーの多くは、矢印が自分に向いていますよね。」

 


……うんうん、ほんとそれ。この表現、ものすごく腑に落ちました。

 

自分自身の考えでもあるんですが、

「自分のことだけに潔癖な人で、仕事ができる人にあまり出会ったことがない」んです。

 

たとえば、自分のデスクはいつもきれいに整えているのに、

会社にゴミが落ちていてもまったく気づかない。

そんなふうに、“自分にだけ意識が向いている”潔癖さって、あると思うんです。

 

最近の若い世代にもそういう傾向があるなと感じていて、

意識がどうしても「自分のプライベートの充実」や「快適な空間づくり」に向かいやすい人が多い気がします。

 

もちろんそれ自体は悪いことじゃないし、

時代背景を考えれば当然でもあります。

昔みたいに「世のため人のため」といった教育はもう主流ではなくて、

今は「自己肯定感を大切に」とか「自分を満たすことが第一」といったメッセージのほうが多い。

スマホやSNSの存在も、その意識を内向きにする一因かもしれません。

 

 

内に意識が向くのか、それとも外に向くのか。

 

 

この違いは、要するに

自分の世界の中で完結してしまっているかどうかにあるんじゃないかと思います。

 

ある人がこんなことを言ってました。

「シコってばかりじゃ、外に意識が向かない」と。

言葉は割と強めですが、意外と本質を突いている気がします。

 

そういえば少し違う視点ですが、

前澤友作さんがある記事の中で言っていた言葉を思い出しました。

 

 

「人を驚かせられる人って、仕事ができることが多い」と。

 

 

その記事を読んだとき、「ああ、わかるなあ」と共感したのを覚えています。

 

サプライズって、ただの思いつきじゃないんですよね。

そこには、相手のことを想像する力や、何かをしてあげたいという気持ちが詰まっている。

つまり、“誰かのため”という意識が自然に外へ向いている瞬間なんです。

 

サービス業に必要なスキルが、まさにそこに詰まってるんじゃないかなと感じています。

 

まぁそんなことを考えると、

サービスシーンにおいての人材戦略としては、最初から“外向きの人”を採用することが理想なのかもしれません。

でも今のように人材不足が続く中では、

そうじゃない人たちとどう向き合って、どうやって「気づき」につなげていくかも大切ですね。

 

本当はここから、もっとちゃんと掘り下げて考えたいところなんですが……

眠たいので今日はこのへんで。

おやすみなさい。

 

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