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【ブログ】ベルギーワッフル

先日、とても嬉しいことがありました。

 

会社のビルを清掃してくださっているそうじのおばちゃんが、朝からベルギーワッフルの差し入れをしてくれたのです。「間違って買っちゃったから、食べて〜」とのことだったんですが、理由はどうあれ、その行為がとても嬉しく感じました。

 

 

そうじのおばちゃんの出社時間は、朝6時から6時半ごろ。本来の勤務開始は7時からなのですが、「掃除が間に合わないから」と、自主的に6時半までには来ているのだそうです。もちろん、そこまで早く来たからといって報酬が増えるわけではないかもしれません。

 

それでも、そうやって真面目に、黙々と仕事に取り組む姿勢というのは、誰にでもできることではないと感じます。それに、お掃除の仕事は、汚いことにも直面するだろうし、冬はめっちゃ寒いし、冷たいし、朝も早いし、決して楽ではない仕事だと思います。

 

自分の出社時間も、だいたい朝5時半から6時45分ごろなので、どちらが一番乗りでビルに着くか、ちょっとした“出社レース”のようになっています。

 

そうじのおばちゃんはとても明るくて気さくな性格で、朝、すれ違うとつい話し込んでしまい、ついつい会話が弾みすぎることもしばしば。先日も、ご両親の介護についてお話を伺ったばかりで、「色々と頑張ってはるんだ」と感じていたところでした。

 

このビルの清掃員さんは1〜2年ごとに派遣先が変わってしまうので、「それまでに何かお礼しないとな〜」と思っていたら、そんな矢先に差し入れいただいちゃって。とても恐縮でした。というか前の清掃員さんも、その前の清掃員さんにもお世話になっていて、そんな気持ちがあったのですが、何もできていなかった自分がいました。

 

 

なにが嬉しいかったのかと考えると、

差し入れをもらったという事実そのものというより、「掃除のおばちゃんに差し入れをもらった」ということだったんですよね。

 

ビルの清掃員さんとテナントの居住者って、いわば他人みたいな存在だと思うんです。それなのに、一歩踏み込んで差し入れをくれたこと。いやー、その“一歩”がとても嬉しくて、ありがたかったです。

 

年齢とか、国籍とか、頭いいとか悪いとか、職種とか、そういうのは関係なくて、実利が無関係の人に何かできる人って、本当に尊敬できるし、信頼できます。それに、思っていても行動に移すのは簡単なことじゃないですよね。

 

そういう粋?な人とか、誰かの信念とか人としてのスタンスが垣間見える瞬間、学ばせてもらう瞬間に、自分はワクワクするんだよな。って、ただそれだけの話でした。

 

後日お礼はするのは当然だけど、自分が先手を打てるような人になろう。思っていることを行動にうつせる人にならなくちゃね。

 

いつもキレイにしてくれてありがとう。

毎日元気に頑張ってる、そうじのおばちゃんの未来に幸ありまくれ!

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