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2016.10.06
フットサルを文化として根付かせたい_稲田 瑞穂
稲田 瑞穂
1985年11月11日生まれ
兵庫県出身
市立西宮高等学校卒業
(ヴィッセル神戸ユース)
関西学院大学体育会サッカー部卒業
ゼビオFリーグ デウソン神戸で活躍中
Q.スポーツ歴はサッカーから始まったんでしょうか?
そうですね。始まりは小学校1年生からです。
西宮SCというチームで始めたのですが小2から小6までは親の仕事の関係で横浜に転校することになったのでそこではマリノスのジュニアチームに入っていました。中学1年からまた西宮に戻ってきてガンバのジュニアユースに入るのですが中学2年の冬に辞めてしまって。そこからは自分の中学校のチームに入り中学3年からヴィッセルのユースに入りました。高校時代はそのままヴィッセルのユースチームで関西学院大学に入学してからはサッカー部でプレー。3回生の夏に1週間程ヴィッセル神戸の練習に参加してプロへの気持ちが更に強まり、4回生の時に1年間ヴィッセル神戸の練習生としてトップチームを目指してプレーしました。
Q.そのままヴィッセル神戸にというわけには。
行きたかったですけどね。
なんとしてもプロになりたいJリーガーになりたいって思いながらプレーしていたんですが残念ながらヴィッセルへ入団には至らず加古川で当時プロとして活動していた社会人サッカーチームに入団することになりました。
Q.トップチームに上がれなかった時に、サッカーを引退して一般の企業に就職するという選択肢はなかったんでしょうか?
全くなかったですね。
好きな事したいというかまだ不完全燃焼のような部分もあったのでサッカーをやれるまでやりたいと思っていました。なんとなく就活しようとかなんとなく働こうとは思わなかったです。
Q.では社会人までサッカー1本で来られていた稲田さんのフットサルとの出逢いは?
社会人に入ってから、靭帯を切ってしまったんです。
シーズン開幕前に手術をしたことで出遅れてしまって。ちょうどその時に大学の先輩から「フットサル一緒にやらないか?」って声を掛けてもらってフットサルの社会人チームに入ることにしました。出逢いはそこですね。特に入るまでは抵抗なく実際に一緒にプレーしていた友人がFリーグで活躍していたのも知っていたしフットサルには元々興味があったのですんなりフットサルに転向できましたね。
Q.抵抗なくサッカーからフットサルへプレーの場所を変えられるものなんでしょうか?
本格的にプレーする前は、抵抗は全くなかったんですよ。
でも、プレーし始めてからは抵抗というか難しいなぁと悩むこともありましたね。動き方も違うしサッカーの感覚でやっちゃうと全然上手くいかない。でもやればやるほど奥深いスポーツなんだなというか、自分がサッカーを始めた小さい頃にフットサルもやっていればサッカーでの自分のプレーに幅が出たんじゃないかって強く思います。 フットサルにはフットサルの魅力があってどんどん吸い込まれていきましたね。
Q.では、Fリーガーとしての始まりは?
実は社会人のフットサルチームに入りながら
大手のスポーツメーカーで働いていました。
シューズの商品開発をしていました。働きながら、フットサルをしていたんですが全国大会に出た時にFリーグのチームに声を掛けてもらったのをきっかけに会社を辞めて人生かけてフットサルをやりたい!と思ったんです。今思うと人生の分岐点だったのかもしれませんね。実は自分一人の問題でもなかったんです。それを今の奥さんである当時の彼女に打ち明けると泣かれてしまって。そりゃそうですよね(笑)結婚を考えていたのもあると思いますが大手企業に勤めて安泰だと思っていた彼氏が突然職を捨ててFリーグに行きたいって言うんですから。ただその場でプロポーズしてなんとか納得してもらってFリーガーとしての人生が始まりました。
Q.Fリーガーとしての始まりはすごいドラマチックですね!
そうなんですかね。
泣かれてしまって、泣き止んでもらおうと思って。いや、そんな意味じゃないですよ。純粋な気持ちで「結婚しよう」ってプロポーズしましたね。
Q.ドラマチックなスタートを切ったFリーガーとしての人生。Fリーガーとしてのこれから、そのあとの展望を教えてください。
プレイヤーとしてはやれるだけやり切りたいと思っています。
それだけではなくてFリーグをと言うか、フットサルという競技をもっと知ってもらいたいと考えています。大人向けのフットサルスクールを今年立ち上げましたし子供向けのスクールも立ち上げようと今動いているところです。サッカーの強豪として有名なブラジル出身の有名な選手のほとんどはフットサルからキャリアが始まっているんです。フットサルはコートが狭いのでテクニックや判断力、決断力のスピードが重要になってきます。小さい頃からテクニックを磨き、それを発揮するような環境がブラジルには文化として成立している。だから、ロナウジーニョなどあれだけの選手が生まれるんです。なので、日本にもフットサルを文化として根付かせたいと考えています。自分がフットサルを始めて気付いたサッカーにも落とし込めることを小さいうちに気づいて欲しい。フットサル選手、サッカー選手どちらを目指すにしても小さい頃からフットサルに触れる事でプレーの幅がもっと広がる事は間違いないです。文化として、フットサルが普及していくような環境を作りたいですね。
Q.人生をかけてフットサルを続けていくという気持ちが伝わってきます。
サッカーだけやっていてもわからないこと
フットサルをやった者にしか分からないことというのを
伝えていきたいです。フットサルというツールを使って夢や目標を達成するためには、犠牲にするところは犠牲にしながら何が自分にとって優先すべきことなのか自分で考えて動ける子どもを育てたいと考えています。達成できる達成できないは二の次です。本気でそれを目指して考えて行動を起こす。それが大事で、それが出来れば人間的にも太く大きくなると思います。フットサルをずっと続けたいと思えるような環境も合わせて作っていきたいですね。
Q.Fリーグ観に行ってみたくなりました。
観に来てください!
サッカーとは違って、屋内の狭いコートでスピード感あるアツイ試合が観ていただけると思います。サッカーも面白いですがテクニックや近い距離での迫力も見所です。実際に会場に観に来ていただいて何か感じてもらえたら嬉しいです。
Q.では最後に、これからスポーツ選手、ビジネスマン様々なジャンルで社会人としての1歩を歩み出そうとしている後輩たちにメッセージをお願いします!
僕がそうしてきたのもありますが
やりたいことをやればいいと思います!
自分が納得できる人生を歩んでもらえれば。何となく就活・何となく働くって僕はどうかなと思うんです。やりたいことがないって言う学生さん多いみたいですが、何かあるはずです。他人に左右されるんじゃなくて何事にも好奇心を持って自分で考えて動いていれば必ず「こうなりたい」って思える強い目標を見つけることができると思います。あとは、それに向かって突き進んでいくだけですから。死ぬまで成長し続けましょう!!僕もこの気持ちでこれからもやっていきます!
稲田さんが代表を務めるさるらぼ FUTSALLABではつながり・健康・上達を軸に大人のフットサルスクールを開講中!フットサル、サッカーの技術向上したい方はもちろん同じ趣味の仲間と繋がりたい方や運動不足を解消したい方、どんな方でもOK!体験フットサルも行っておりますのでこの機会にHPをご覧いただき、ご検討ください!
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