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2025.05.10
【ブログ】プロフェッショナルなマネージャー、経営者へ④
人材をどう育てるか、やる気にさせるか
「人を集めたら、次にどう働いてもらうか?」
「どうすればやる気になって、結果を出せる人材に育っていくのか?」
この問いに答えを出すのが、マネージャーの腕の見せどころだ。
正直なところ、自分は30代前半まで、人材マネジメントに真面目に向き合ってこなかった。
そもそも起業の動機が、「自分のアイデアを世の中に出してみたい」だったので、人を育てるとか活かすとか、そのあたりは億劫だなと感じていた。
でも現実には、それでうまくいかなかったこともたくさん経験してきたわけで。
自分が成し遂げたいこと近づくためには、ともに働く仲間のポテンシャルを引き出す必要がある。(遅w)
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「人を動かす」ということ
30代前半の頃、デール・カーネギーの名著『人を動かす』を、少し読んだ。
人は論理じゃなく感情で動く。信頼こそが影響力の源泉。リーダーは指示よりも共感で人を導くべき——
読めば読むほど、苦手なことばかり並んでいる(笑)。
それでも意識していかなきゃと思い、忘れないように書き留めておく。
・批判・非難・苦情を言わない
(→すぐ言うでしょ)
・笑顔を忘れない
(→すぐ顔こわばるでしょ)
・議論しない
(→すぐ言い負かそうとするでしょ)
・穏やかに話す
(→すぐトーン上がるでしょ)
・相手に話させる
(→ずっと自分が話してるでしょ)
・間違いは遠回しに指摘する
(→ダイレクトすぎるでしょ)
・褒めることから始める
(→照れくさいでしょ)
・顔を立てる
(→プライドごとズバッと斬ってるでしょ)
・期待をかける
(→もっと期待していいんだよ)
よくもまぁ、自分のやり方と真逆なことを書いてくれるなー、カーネギーの人。
でもどんな人と働くにしても、自分の力量以上のものを発揮してもらわないといけない。
それは自分の行動や言葉ひとつだし、相手の人間性や可能性に期待をこめてやっていくことが大切なんだなぁ。
苦手なことこそ、意識を高めていかないとね。
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「人を育てる」ということ
このテーマを書き出してみたものの、手が止まってしまった。そもそも自分は、人を「育てた」と言える経験があるのだろうか?
知識や経験を伝えたことはある。前向きに仕事に取り組めるようにサポートもしてきた。その人の強みを活かせるように、あの手この手で接してきた。
でも、それを「育てた」と言い切れるかと言われると、実感がない。
育てるって何?人が育つってどの状態?っていうことを定義しないといけないのかもしれないけど、
それがどーであれ、自分は人を育てたことがあるのかなーって思っちゃう。なんなら、それは自分の子どもにすら思っちゃう。
思うに、人を育てたかどうかは、結局は“他者評価”なんだろう。
「この人と出会って良かった」「この人に仕事を教えてもらえて気づきがあった」「姿勢を見ているだけでも勉強になった」
そんな事を自然と思ってもらえ、本人の思考や行動が変わったなら、きっとそれが「育てた」ということになるんだろう。
そもそも自分もこんなブログを書きながら、自分自身の頭を整理したりしながら、
成長したいと思っている過程であって、その一人にしか過ぎないのだから。
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ただ一方で、会社組織は目的を持つし、その中で働く人は役割を持つ。
その使命を果たすためには、スキルを上げ、成果を出し、課題を解決できるようになりながら会社の成長を支えていかなければならない。
だから、そういう意味で「会社の成長に貢献できる人材を育てる」という定義で、
人材の育てるには、具体的に何をすればいいのかを次回は考えてみたい。